【読み】 あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ
【意味】 過ちを犯したことに気づいたら、体裁や対面などにとらわれず、ただちに改めるべきだという戒め。
という訳で、今議会で議員提出議案として提出予定だった議会の委員会をTV会議で開催可能とする委員会条例改正案の提出を撤回しました。
これまで蓮田議会や市政執行部へさんざん提案してきた、感染拡大防止のためのTV会議導入でしたが、第2波が来る前に議会BCPの一環として、この条例改正は喫緊の課題です。
このため、委員会条例の改正案文を研究しリーガルチェックした上で、議員全員の提案とすべく会派代表者会議で提案してきたのですが反応は今一つでした。
ならば、我が会派だけの提案とし、新聞記者を呼び誰が反対するのか取り上げてもらおうと考えたのですが、その前に念のため会派代表者会議を自分の目と耳で確かめたところ、どうも聞いていた印象とは違って、各代表の主張はいちいち納得できるものばかりでしたので、ひょっとしたら自分が間違っているのではないかとの疑念が湧きました。
しかも議案提出予定の議会最終日の2日前に特別委員会を開いて、これまで我が会派が主張してきた審議員報酬廃止と共に議会BCPを最優先課題として審議するとのこと。
であればその2日後に条例改正案を私が議員提案すると宣言するのは、議員各位を無視する行為であり、大変に失礼な行為であるので、各会派代表者に非礼を詫びて議案提出を撤回する旨お伝えしました。
そもそもが、緊急事態であったので、条例改正はいつやるかと言えば「今でしょ」と考えていたのですが、緊急事態は解除され、県をまたぐ移動自粛も解除されたので考える前提条件が変わりました。
前提条件が変われば結論も変わるのは当然のこと。加えてもともと委員会にTV会議を導入しても本会議は従来通りの実態会議でしかできない事から条例改正は中途半端でもあったし、今議会中に全会派で議論するのですから、自らの議案提出に拘る必要性は無くなりました。
願わくば、提出予定だった条例改正案を皆さんで議論いただき、これで良いではないか全議員で提案しようとなってくれれば良いなあとは思いますが、誰の案でもなく我が街にとって最も良い案として皆が納得することこそが重要なので、再度の緊急事態宣言にはしばらくなりそうもないこと考えれば、今議会への上程にはこだわる必要は無さそうです。
という訳で、私は蓮田市議会各会派を誤解していたので、「過ちては改むるに憚ること勿れ」で、議案提案を見送った次第。 条例改正案は前例が無く、改正案文の研究は結構大変でしたが、たたき台にでもなれば本望です。