◆過ちては改むるに憚ること勿れ

【読み】 あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ  

【意味】 過ちを犯したことに気づいたら、体裁や対面などにとらわれず、ただちに改めるべきだという戒め。

という訳で、今議会で議員提出議案として提出予定だった議会の委員会をTV会議で開催可能とする委員会条例改正案の提出を撤回しました。

これまで蓮田議会や市政執行部へさんざん提案してきた、感染拡大防止のためのTV会議導入でしたが、第2波が来る前に議会BCPの一環として、この条例改正は喫緊の課題です。

このため、委員会条例の改正案文を研究しリーガルチェックした上で、議員全員の提案とすべく会派代表者会議で提案してきたのですが反応は今一つでした。

ならば、我が会派だけの提案とし、新聞記者を呼び誰が反対するのか取り上げてもらおうと考えたのですが、その前に念のため会派代表者会議を自分の目と耳で確かめたところ、どうも聞いていた印象とは違って、各代表の主張はいちいち納得できるものばかりでしたので、ひょっとしたら自分が間違っているのではないかとの疑念が湧きました。

しかも議案提出予定の議会最終日の2日前に特別委員会を開いて、これまで我が会派が主張してきた審議員報酬廃止と共に議会BCPを最優先課題として審議するとのこと。

であればその2日後に条例改正案を私が議員提案すると宣言するのは、議員各位を無視する行為であり、大変に失礼な行為であるので、各会派代表者に非礼を詫びて議案提出を撤回する旨お伝えしました。

そもそもが、緊急事態であったので、条例改正はいつやるかと言えば「今でしょ」と考えていたのですが、緊急事態は解除され、県をまたぐ移動自粛も解除されたので考える前提条件が変わりました。

前提条件が変われば結論も変わるのは当然のこと。加えてもともと委員会にTV会議を導入しても本会議は従来通りの実態会議でしかできない事から条例改正は中途半端でもあったし、今議会中に全会派で議論するのですから、自らの議案提出に拘る必要性は無くなりました。

願わくば、提出予定だった条例改正案を皆さんで議論いただき、これで良いではないか全議員で提案しようとなってくれれば良いなあとは思いますが、誰の案でもなく我が街にとって最も良い案として皆が納得することこそが重要なので、再度の緊急事態宣言にはしばらくなりそうもないこと考えれば、今議会への上程にはこだわる必要は無さそうです。

という訳で、私は蓮田市議会各会派を誤解していたので、「過ちては改むるに憚ること勿れ」で、議案提案を見送った次第。 条例改正案は前例が無く、改正案文の研究は結構大変でしたが、たたき台にでもなれば本望です。

◆意味不明の自己規制

蓮田市議会では、一般質問を各会派30分に制限するとのこと。その理由はコロナ対応で執行部が大変だからだそうな!

はあ?

思わず叫びました、

いったい議員の責務を何と心得ているのか、二元代表制が何であるのか全く理解せずに議員になっているということでしょう、開いた口が塞がりません。

何をどう考えようとも当人の自由ではあるけれど、議員の責務を放棄しかねない行為は非難されるべきですし、100歩譲って、どうしても質問時間を削りたいのなら当人の勝手、それを他の議員にまで強制するのは狂っていると言わざるを得ません。

会派代表者会議での決定ですが反対したのは我が「初心の会」と「共産党」のみ。とはいえ、会派代表者会議ではあくまで努力目標であるとして押し切られてしまったようなので、一応は質問時間を短くする努力はしますが、何故議員の責務を自ら規制するのか!

しかもその理由が、執行部が大変だから

これ、市民に向かって本気で言うのでしょうか?

3月議会でも同じ理由で、一般質問中止を言い出した議員がいたようですが、表立っては聞いておらず、あくまでコロナ感染拡大防止が理由だったので賛成しましたが、今回の「執行部が大変だから」では到底承服できるものではありません。

3月議会の一般質問中止は、正しい選択であったと今も思っていますが、大多数の議員の本音が「執行部が大変だから」ということであったとすれば、少なくともその意思決定プロセスは誤っていたといわざるを得ません。

コロナ禍で市民の傍聴が制限され、目が届かなくなった途端にこの暴走です。ですがインターネット中継までは規制できませんので、蓮田市民の皆様は、ぜひとも議会中継をご覧いただき、誰がどんな質問・行動をとっているのかしっかり見届けてください。

◆赤信号みんなで渡れば怖くない?

 明日から6月議会が始まります、私は議会BCP策定を急務と考え、委員会のTV会議を可能とする条例改正案を議員提案することとしました。 これに先立ち蓮田市会議員各位がTV会議の必要性を認識していないならば問題なので、そのことを認識していただく説明とともに、条例改正を私だけの手柄とはせず議員全員の発意として提案するよう呼びかけましたが、皆さん乗ってきませんでした。中には今じゃなくても良いとのこと。

正直、この認識には驚きました。(いつやるの、今でしょ!)

事の是々非々ではなく赤信号であろうともみんなで渡れば怖くないということなのでしょうか、私が提案する条例改正案の質疑・採決は最終日のようです、普通なら反対する理由は考え難いのですが、せっかく共同提案を提案しても乗ってこないので、反対意見や否決もあり得ます。

何をどう考えようと当人の自由ですので、事の是非は市民の皆様の判断です。ぜひとも議会中継をご覧ください、その上で誰がどのように反対、賛成なのかをよくご覧いただければと思います。

ちなみに、この条例改正案は、拙ブログにも書いたように連休明けに事務局にリーガルチェックをお願いしましたが、前例が無いので困難ゆえ時間が欲しいと言われ、ナシのつぶてでした。

そのうち大阪市が同様の条例を制定したので、それに倣って再度案文を再考したところ、同時に事務局からそれに近い内容が送られてきました。違いは私の案文が会議規則と委員会の改正案文で、事務局案は委員会条例の改正のみであったことですが、その内容はほぼ一致していたので、委員会条例改正案として出します。

私の見解は、法理論的に会議規則の第1条は最低限改正が必要と思いますが、今般は緊急性を優先しまあ良しとしました。