以前、コロナ報道で感染者数を累計で見ては実態が把握できない、新規感染者数を見るべきと書きました。累計では今感染者数がゼロになっても増加傾向になるからですが、累計が全く意味が無いわけではなく、感染が収束していない現状では平均的な感染率の相的対評価の把握にはなりそうです。
GWでどこにも出かけられないので、暇つぶしに全国都道府県のピーク時の感染率と累計の感染率をエクセルにまとめ計算してみました。先ず、ピーク時の感染率トップが富山で意外な事に東京は5位、大阪は9位です。データ的には富山が東京や大阪よりも感染率が高いことにはなります。
この場合は、累計で判断するのが妥当だろうと言う事で、右側の表がそれです。これを見ると東京が感染率トップで0.0300%つまり3,333人に一人がこれまで感染しました。
但しこれもあくまで感染率のイメージを表す一つの指標に過ぎません。 例えば、朝夕のラッシュを思えば通勤ルート上に必ず感染者がいそうに思えますが、あくまで累計なので、そうした判断をするならばピーク時の感染率で見るべきで、その場合の東京の感染率は0.0015%即ち66,666人に一人が1日に感染したと言うことになります。通勤ルート上には必ず感染者がいるかどうかは微妙ですが、感染者も通勤その他で動き回りそこいら宙にウイルスをまき散らしているので、やはり通勤は危険な気がします。
累計感染者数が東京に次いで多い大阪ですが、累計の感染率は東京・石川・富山に次いで4番目です。暇つぶしでこんな計算をしてみましたが、何が分ったかというと正直分りません。何となく何かが分ったような気がしますがね。

まあ、意外で面白い話をしようとすれば、感染率が一番高いのは東京ではなく、富山・群馬がヤバイとなるでしょうし、北海道は1日の感染率でも累計の感染率でも大したことが無いとなるでしょう。 実際面でも、北海道は人口密度が低いので感染の実態はそれほどでもなさそうな感じが、このデータを見ると言えそうです。